第34回環境科学セミナー報告
【バナナの皮から広がる生命科学の香り】 |
平成28年6月25日(土)、北里大学相模原キャンパス内にて第34回環境科学セミナーを開催いたしました。やや風は強かったものの、幸い雨にも見舞われず、例年以上に多くのお客様にご来場いただき、大盛況のうちにセミナーを終了することができました。お越しくださった皆様、誠にありがとうございました。
今回の環境科学セミナーは、バナナの皮の滑りやすさに関する研究で2014年にイグノーベル賞を受賞された、北里大学名誉教授の馬渕清資先生をお招きし、「バナナの皮から広がる生命科学の香り」と題したご講演を行っていただきました。
(会場の様子)
参加者は188名に上りました
講演では、バナナの皮の滑りと人工関節の潤滑という、かけ離れた二つの現象には共通の仕組みが隠されているというお話に始まり、今後の科学技術が発展していく方向性まで、ユーモアを交えてわかりやすくお話しいただきました。
馬渕先生、誠にありがとうございました。
参加者の声(会場アンケートより抜粋)
■バナナの皮のお話から文明論にまで至る、とても壮大なお話が聞けて、大変楽しかったです。[30代男性]
■足で踏んだ時、すべるものは生命(有機)であり、生命のある物は、やわらかい。というのがよく分かりました。[60代女性]
■科学(進歩・発展)から哲学(維持・継続)への話が楽しかったです。[60代]
バナナの皮を用いた実演の様子
会場アンケートの結果詳細につきましては下記リンクよりご参照いただけます。
次回は本年11月の開催を予定しております。是非またご来場くださいますようお願い申し上げます。