紫外線照射試験

1. 概要

 装置から紫外線を照射した際の除菌効果を評価する試験です。日本の規格「紫外線照射装置JWRC技術審査基準」では主にクリプトスポリジウム対策を目的に、2段階の試験によって装置からの紫外線照射量を算出します。米国の規格「NSF/ANSI 55 Drinking Water Treatment Units – Health Effects」ではクリプトスポリジウムを含む微生物全般の対策を目的としており、日本の2段階の試験に加えて、バクテリオファージQβを用いた単一の試験(=2段階目だけの試験)も規定されています。当センターでは1段階目だけの試験も実施可能です。
 ※規格では実際のクリプトスポリジウムや病原体を使用せず、代替の指標微生物を使用した試験方法が規定されています。

2. 対象品目

・紫外線照射装置(低圧紫外線ランプ、中圧紫外線ランプ、UV-LED等)

3. 規格・法律等

・紫外線照射装置JWRC技術審査基準
・NSF/ANSI 55 Drinking Water Treatment Units – Health Effects

4. 試験・検査方法

 1段階目の試験は、コリメート法(または時計皿法)と呼ばれるもので、紫外線照射装置から試験微生物液に向けて既知量の紫外線を照射し、試験微生物数を測定します。これにより、どれくらいの紫外線を照射すれば何桁の試験微生物が減少するのか、といった基本的な関係性(=紫外線照射量と対数減少値の関係式)を把握することができます。

 2段階目の試験は、通水法と呼ばれるもので、紫外線光源と管路が一体となった照射装置全体を試験対象とします。照射装置に試験微生物液を通過させ、通過前後で試験微生物数を測定します。これにより、装置1回通過あたりに何桁の試験微生物が減少するのかを把握することができます。2段階目の結果(=対数減少値)を1段階目の関係式に当てはめ、装置1回通過あたりの紫外線照射量を算出します。

試験イメージ

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