情報館
このページでは、みなさんの生活、事業に役立つ情報やご提案を掲載しています。内容についてのお問い合わせなどは下記の連絡先までお気軽にどうぞ。
2024年7月
■AJIS C 9108:電気掃除機による捕集率測定方法についてこの規格は、電気掃除機が吸引した微粒子(ダスト、ほこり、花粉など)をどれだけ効果的に捕集できるかを評価する試験方法です。
2024年2月
■ASTM E2755-15 成人の手指を用いた医療従事者用擦式手指消毒薬による細菌除去効果試験の方法についてこの規格は、医療現場等で使用される擦式手指消毒薬の細菌除去効果を人の手指を用いて評価する試験方法です。ボランティアの手全体を菌で人為的に汚染し、グローブジュース法で揉みだした菌量をベースラインとして、再度汚染、消毒後 (1回または10回*消毒) に回収した菌量との差を算出して有効性を評価します。EN 13727、EN 13624、ASTM E2315-16等の懸濁試験で有効性が認められた場合の次の段階の評価と位置付けられています。
2023年9月
■JIS Z 2811:2021 繰り返し除菌性試験方法についてこの規格は、環境衛生上特に配慮が必要な環境で使用される「繰り返し除菌」加工した製品表面における細菌に対する繰り返し除菌効果を評価する試験方法です。例えば、JIS Z 2801で効果のあった製品について、複数回菌で汚染した際にも効果があるかを評価することができます。この試験方法は、固体表面の性能を評価する方法であり、液体製品 (塗料、スプレー) 自体は評価対象になりませんが、液体製品を用いて加工処理した固体表面は、この規格の対象となります。なお、繊維製品やスポンジなどの軟質表面は対象外となります。
2023年9月
■EN 16615:2015 消毒用ワイプの拭き取りによる殺菌および殺酵母性能評価試験の方法についてこの規格は、医療分野における消毒剤やウェットワイパーの殺菌性能および殺酵母性能を評価する試験方法です。この試験方法は、医療環境、学校、幼稚園、老人ホーム、職場や家庭などで使用される非多孔質表面の消毒を目的とした消毒剤またはウェットワイパーに適用されます。EN 13727やEN 13624の懸濁試験で有効性が認められた場合の次の段階の評価と位置付けられています。
2022年2月
■薬剤耐性Antimicrobial Resistance(AMR)について 「薬剤耐性」とは細菌などの病原微生物に対し抗菌薬が効かなくなることを意味し、そのような耐性を獲得した細菌を「薬剤耐性菌」、そしてその感染症を「薬剤耐性菌による感染症」と呼んでいます。2020年以降、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染爆発による世界的なパンデミック(汎発流行)が大きな問題となっていますが、薬剤耐性菌による感染症も医療機関や市中感染で増加しており、「サイレント パンデミック
1
」(静かな世界的汎発流行)としてその脅威が警戒されています。薬剤耐性菌に起因する死亡者数は2050年までに全世界において現在のがんによる死亡者数より多い1,000万人に上ると推定
2
されています。ここでは、近年問題となっている薬剤耐性菌などに関してご紹介させて頂きます。我が国においても国の重要施策として2016年に「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン2016-2020」が策定・公表されています。
2020年2月
■新型コロナウイルス感染についてコロナウイルスは数千種類にものぼるが、その内、ヒトを含む哺乳動物(コウモリ、ブタ、ネコなど)や鳥類に感染するものは数十種類である。一般にコロナウイルスは種特異性が高く、固有の宿主以外の動物に感染することはない。コロナウイルスの主要な感染の標的臓器は呼吸器と消化器であり、殆どの場合、致死的な感染に至ることはない。ヒトにおいて晩秋から冬、早春にかけての冬期に多くおこる風邪様症候の10~15%(流行期は35%)はこのウイルスが原因といわれている。このウイルスは世界中に蔓延しており、2~4年周期で冬季に主に新生児や乳幼児に感染し流行する。
2018年9月
■人工透析用水の化学的分析 腎臓には様々な働きがありますが、その中の一つに血液を濾過して老廃物や塩分を尿として体の外へ排泄します。また、排出した物質で体に必要なものは再吸収し、体内に取り込む働きをしています。腎臓の働きが悪くなると本来尿として排出されるべき老廃物が体内に蓄積し、最悪の場合尿毒症になるので、血液を浄化するために人工透析療法を行う必要があります。日本では人工透析療法を必要とする患者さんは増加傾向にありましたが、日本透析学会の発表では2017年をピークに減少に転じると予想されています。しかし今日も依然として30万人以上の腎不全の人々が透析を行っています。
2017年11月
■抗微生物物質について ヒトに限らずすべての生物は微生物と共存共栄しています。特にヒトは発酵食品や下水の浄化などに微生物を巧みに利用してきています。一方、すべての生物は微生物と戦っていますが、様々な方法で感染に対処しています。人類は感染症の原因が理解できなかった時代でも、経験的に感染症に対して植物や無機物などを利用して微生物に抵抗してきました。近年、科学の発展に伴って人類は抗微生物物質を発見し、それらをヒトや動植物の感染症の予防、治療に利用しています。
2017年1月
■抗ウイルス薬の開発 デング熱、ジカ熱、ウエストナイル熱、エボラ出血熱など日本人にとって次々と新たなウイルス感染が危惧されています。一般的にウイルス感染症に対してはワクチン接種による予防が効果を上げていますが、ワクチンが開発されていないウイルス、あるいはワクチンの効果が限定的なウイルス感染に対しては抗ウイルス薬が期待され、実際に治療に使われている薬剤があります。
2016年12月
■光触媒の消臭、抗微生物効果 漢字は見るだけでその時の情景が感じ取れます。例えば、「香り」、「薫り」はさわやかな感じがしますが、「臭い」は鼻をつまみたくなる感じがします。化石燃料が発見され人々の暮らしに利便性が増してきましたがその反面、空気が汚染され、古き良き時代の短歌にしばしば詠まれている梅の花などのほのかな香りは、鼻を近づけないと感じられなくなった今日この頃です。
2016年9月
■レジオネラ症と水の管理 レジオネラ症とはレジオネラ属菌による感染症です。主な症状は、重症になる肺炎と一過性のポンティアック熱と呼ばれる2つに分類されます。患者は比較的高齢者が多く、人口10万人当たりのレジオネラ属菌の罹患率は年々上昇しており、患者数は11年前に比べ約10倍に増えています(2015年は約1500人)。
2015年6月
■貯水槽の管理状況について 当センターでは貯水槽水道(簡易専用水道・小規模受水槽水道)の法定検査を実施しています。
安全・安心な飲料水を確保するためには、貯水槽の管理にも注意しなければなりません。
ここでは貯水槽の検査で多く見られる指摘事項について簡単にご紹介します。
安全・安心な飲料水を確保するためには、貯水槽の管理にも注意しなければなりません。
ここでは貯水槽の検査で多く見られる指摘事項について簡単にご紹介します。
2015年3月
■温泉法に関わる基準等の改訂について 当センターでは、温泉法に基づく温泉分析や飲泉分析、また温泉利用において健康影響が懸念されているレジオネラ属菌などの検査を実施しております。平成26年7月1日に温泉法に関わる基準等が改訂されましたのでご紹介いたします。
2014年11月
■カビの同定ってどうするの? みなさんのお宅や勤め先で、カビだらけになっているような物はありませんか?バイオ技術課では、JIS規格等の抗菌試験や浮遊菌に対する空気清浄器の性能評価の他に、生活や製造工程において、微生物が原因と疑われる問題が発生した際の原因究明のために、細菌やカビなどの微生物を同定する検査も行っております。ここでは、カビの同定に焦点を当てて概要をご紹介します。
2014年8月
■PM2.5って何?? ここ数年、大気汚染物質「PM2.5」に関する報道が数多くなされるようになりました。PM2.5は長期間吸い続けることで疾患を引き起こすなど、健康への影響が懸念されています。今回はこのPM2.5についてとりあげてみました。
2012年1月
■放射性物質測定のご案内 放射性物質測定は、NaIシンチレーションスペクトロメーターを用いたガンマ線の核種測定を行います。
測定試料は飲料水、食品、環境水、土壌、焼却灰、汚泥等が対象ですが、これ以外の試料につきましてもご相談させていただきますので、お問い合わせください。
また、当センターではお客様のご要望に沿えるよう出張採取と引取業務を積極的に行ってまいります。
測定試料は飲料水、食品、環境水、土壌、焼却灰、汚泥等が対象ですが、これ以外の試料につきましてもご相談させていただきますので、お問い合わせください。
また、当センターではお客様のご要望に沿えるよう出張採取と引取業務を積極的に行ってまいります。
2007年3月
■自己水源型専用水道を管理されている皆様へ 【クリプトスポリジウム等の耐塩素性病原微生物に関する指針が変更になりました】
クリプトスポリジウムに関する「暫定的な対策指針」が「対策指針」になりました。
これにより、自己水源型専用水道の水質検査に、クリプトスポリジウムの指標菌検査を汚染の判断のレベルに応じて行うことになりました。
クリプトスポリジウムに関する「暫定的な対策指針」が「対策指針」になりました。
これにより、自己水源型専用水道の水質検査に、クリプトスポリジウムの指標菌検査を汚染の判断のレベルに応じて行うことになりました。
2007年3月
■温泉・公衆浴場の衛生管理に関するご案内 【温泉法が一部改正になります!(平成19年4月25日公布)】
当センターと温泉事業者の皆様と共同で、施設を使用する全ての方に安心してご利用していただく環境を作りあげていく、「温泉・公衆浴場における総合的な衛生管理の実施」を提案しています。
当センターと温泉事業者の皆様と共同で、施設を使用する全ての方に安心してご利用していただく環境を作りあげていく、「温泉・公衆浴場における総合的な衛生管理の実施」を提案しています。
2001年4月
■健康的な日常生活をおくる住まい方(シックハウス症候群の予防対策) 新築及び初期の住宅では、原因となる有害物質が空気中に出やすく、入居後に頭痛やのどの痛み、せき、倦怠感などの症状が出るケースが多いといわれています。住環境が変化した時、シックハウス症候群を発症させない対策を説明しています。
【お問い合わせ先】 〒252-0329 神奈川県相模原市南区北里1-15-1 一般財団法人 北里環境科学センター TEL:042-778-9208 FAX:042-778-4551 E-mail:info@kitasato-e.or.jp |