JIS C 9108:電気掃除機による捕集率測定方法について
概要
この規格は、電気掃除機が吸引した微粒子(ダスト、ほこり、花粉など)をどれだけ効果的に捕集できるかを評価する試験方法です。
試験品例
電気掃除機
キャニスター型
スティック型
ハンディ型
試験方法
- 1)掃除機を測定装置(図1)に接続します。
- 2)掃除機を運転後、試験じんあい供給装置から試験じんあい(A2fine試験ダスト)を供給し、吸気管及び排気管の粒子数を測定します。この操作を5回繰り返し行います。
- 3)5サイクルの測定で得られた吸気管及び排気管の粒子数に基づいて、粒子サイズクラス別に部分捕集率を求め、個々の測定を全体分布の一部とみなし、これを統計的に処理します。
- 4)この評価を、3台以上の掃除機に対して実施し、その平均値を捕集率とします。
- ※当センターでは本規格に準拠し、粒子測定範囲:0.3~10 µm、粒子サイズクラス:16クラス、流量:1.0 L/minの条件で粒子数を測定します。
図1. 測定装置 |
引用元:JIS C 9108:2017電気掃除機 附属書E 図E.1 |
試験の詳細はJIS C 9108:2017 電気掃除機 附属書E 捕集率測定方法をご確認ください。
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